こんにちは、M-Yamashitaです。
12月も残すところあと十数時間となりました。今回は今月の振り返りとともに、今年の抱負に書いた内容について振り返りを行います。
まずは今月の振り返りからです。
インプット
12月は1冊読み終えました。
- アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法
計画づくりの目的、なぜ計画づくりが失敗するのか?から始まり、見積もりの手段、ユーザーストーリーの分割などのハウツーが細かく書かれています。
私が以前直面していたプロジェクトでの困りごとにあてはまることが多く、これこれ!こういうのが知りたかったんだ!と読みながら頷いていました。
そのうちの1つとして、フィーチャーの開発順番があります。
最初に開発するのは高リスク・高価値のフィーチャだ。この象限に分類されるフィーチャは、大きな価値を提供すると同時に、開発することで重大なリスクを取り除ける。その次は低リスク・高価値のフィーチャである。
※P106から引用
私の場合、低リスク・高価値や低リスク・低価値のフィーチャを先に取り掛かってしまっていました。
その結果、高リスク・高価値のフィーチャへの着手が遅れてしまいました。
更に悪いことに、高リスク・高価値のフィーチャにおけるリスクへの対処が、完了していたフィーチャへ影響することとなり、手戻りとなってしまいました。
この本の通り、最初から高リスクのフィーチャに取り掛かっていれば、無駄な作業を回避しつつ、リスクにうまく対応できたかなと思います。
アウトプット
記事
12月はAdvent Canlendarがあるため、CI/CD Advent Calendar 2021へ1本記事を投稿しました。
2019年から毎年投稿しており、今年も出すことができました。
今回は自作アクションを開発した記事となります。
投稿したあとにGitHub Actions Advent Calendar 2021があることを知ったので、そちらに投稿しても良かったかもしれないですね。
OSS
今回は上記記事の自作アクション作成と、Contribution 1件となります。
自作アクション github.com
Contribution github.com
自作アクションについては、アクションの作成知識が全くない状態からGitHub Marketplaceへの公開までたどり着き、さらに現場で実際に使ってもらえるようになりました。
そのため現場での困りごとを自分で発見してツールで解決するという良い循環ができました。
実際に使ってみるといろいろと課題も見えてきたので、継続して改善していきます。
またRBSに関しては、今まではgemの型情報を新しく追加するだけでしたが、RBS自体をコードリーディングして仕組みを理解していきます。
今年の抱負の振り返り
仕事
さらに戦力になれるようにRubyやRailsのコードに多く触れ 、OSSへの貢献も行っていきます。また、プライベートでの知識が仕事の知識へ、仕事の知識がプライベートへの知識へ結びつけられる良い循環を作りたいです。
前者に関しては、仕事のコードに限らず、OSSのコードにも触れ継続的にPull Requestを出せていました。
プライベートと仕事の知識の循環については、コードリーディングやOAuthの勉強で得た知識を仕事に活かしたり、仕事で見つけた課題と対応策をプライベートに活かしたりできました。
インプット
2020年は本を9冊読んだので、今年は10冊読破します。興味の赴くままに読んでいくと思いますが、なるべくソフトウェア関連の本に焦点を当てていきます。
今年は8冊です。雑誌を含めると9冊になります。
目標にはあと一歩及びませんでした。
- ゆっくり話すだけで、もっと伝わる! アナウンサーが教える七つの技
- ソフトウェアデザイン 2021年3月号
- RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる
- UNIXという考え方―その設計思想と哲学
- 言える、伝わる、仕事が進む! アサーティブ―「自己主張」の技術
- 現場で役立つシステム設計の原則 〜変更を楽で安全にするオブジェクト指向の実践技法
- 藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方
- 地頭力を鍛える
- アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法
ソフトウェア関連の本に焦点をあてると宣言していましたが、半々程度ですね。
今年の読んだ本を振り返ると、ソフトウェア開発の土台とも言える計画や設計、ものごとの考え方を中心に読んでいました。
これらの本を選ぶ基準を思い返してみると、仕事で困ったことがあり、その解決策を探すために選んでいたと思います。
そのため、本の面から今年を見ると、2021年は計画や設計、考え方で困っていた年のようでした。
アウトプット
LTを含め登壇やOSSへの貢献、記事の投稿を引き続き行って自分の力を上げていきます。2020年のアウトプットを超えられるようにしていきたいです。
登壇
今年は3回登壇しました。昨年は2回だったので昨年を超えられました。
特にKaigi on Rails 2021に登壇できたことが嬉しかったですね。
登壇時の資料と感想は以下の通りです。
OSS Contributionから感じたこと m-yamashii.hatenablog.com
Fukuoka.rb 2020年度活動報告 m-yamashii.hatenablog.com
Webサービス開発者としてスタートしてからOSS Contributionまでの道のり m-yamashii.hatenablog.com
今後に活かす点として、技術方面に特化した発表があまりできませんでした。
興味があるものは何個かあるのですが、何を専門としていきたいかがまだ見えてないと感じてます。
そのため特化した発表ができていないように思えます。
〇〇〇ならあの人と言われるようになりたいですね。
記事
今年はQiitaとZenn合わせて16件投稿しました。
昨年は13件投稿だったので、記事の面でも昨年を超えられました。
登壇準備のため投稿できていない月もありましたが、平均すると月1本以上は出しています。
主に私が直面した問題やコードリーディングに関する記事が多かったようです。
OSS
OSS Contribution数は13件です。昨年は2件だったので大きく上回りました。 Contributionしたリポジトリは以下の通りです。
改めて見ると、結構いろんなリポジトリにContributionできたと思います。
この調子を来年も続けていきます。
所感
外部発信を継続的に行いつつ、昨年を大きく上回る変化を出せた年になりました。
このいいところを維持しつつ、来年は私の専門分野として何をしていきたいかを見つけていきます。